仕事がつまらない！と思った時に前に進むためにやるべきこと
“仕事がつまらないので、辞めたい“
”毎日、同じルーティン業務で、成長している実感がなく不安“
など、今の仕事に不満やずっと続けていいか不安を頂いている人は多いのではないでしょうか。
あるいは、”今の仕事はつまならないけど、特に次にしたいことがないので、踏ん切りがつかない“という人もいるかも知れません。
人生100年時代で、この先もずっと仕事を続けていく必要がある中で、”仕事がつまらない”という状態が続くと、あなたのキャリアにとって、非常にマイナスが大きいです。
この記事では、“仕事がつまらない”と感じた時に、何をしたらよいのか？を具体的にお伝えします。
仕事がつまらない理由をきちんと理解する
まずは、あなたが仕事がつまらないと感じている原因をきちんと理解すべきです。原因が分からないと、対処のしようがないからです。なんとなく、漠然と“仕事がつまらない”と感じているだけでは、その状態から抜け出すことは難しいです。
人が仕事をつまらないと感じる理由として、
- 任せられる仕事が自分の能力に比べて、簡単すぎる、単純作業の繰り返しで、成長している実感がない
- 権限や裁量がなく、自分で決定できないため、つまらない
- 自分の頑張りや努力が正当に評価されず、報われない
- 職場の人間関係が悪く、相談したり、価値あるものを生む出すことができていない
などが理由であることが多いです。
裏返すと、人が仕事を楽しめるためには、
「自分の能力や経験にあった適度な仕事内容であること」
「自分に裁量が一定程度あり、自己決定できること」
「自分の仕事ぶりが正当に評価されること」
「周囲との人間関係が良好であること」の4つが大きな要素であると言えます。
もし、今、なんとなく仕事がつまらないが理由が良く分からないと感じている人がいたら、まずは、上記要素のどれが満たされていないのか？を考えてみることをお薦めします。
仕事がつまらないと思った時の具体的な対処方法
仕事がつまらないと思う理由を特定できたら、今度は、どう対処したらよいのかを説明したいと思います。
上司に相談して、現状の仕事のやり方を変えられないか相談する
まずは、今の職場で働き方を変えることで解決できないか考えてみて下さい。そのために、上司に自分が仕事がつまらないと感じている理由を伝え、与えられる仕事の内容や仕事の進め方を変えられないかを相談してみて下さい。
例えば、「任せられる仕事が自分の能力に比べて、簡単すぎる、単純作業の繰り返しで、成長している実感がない」と感じている人であれば、「もう少し、難易度が高い仕事やこれまで自分が経験したことがない仕事を任せてもらう」という交渉をしてみて下さい。
また、「権限や裁量がなく、自分で決定できないため、つまらない」と感じている人は、「最初の仕事の進め方と最終的な確認は上司にもらうとして、途中は自分の裁量で進めさせてもらう」など、仕事の進め方を変えられないか、上司に相談してみるなどの手が考えられます。
ちなみに、余談ですが、こういうときに、同僚に相談するのはあまり効果がないです。もし、その同僚が自分が尊敬できて、信頼できる人であれば、上司にどう伝えるかも含めて、相談するのは効果的ですが、単に、話しやすい同僚に愚痴を言うだけなのは、その時のストレスの発散にしかならず、現状は何も変わらないです。
あなたに仕事をどう与えるかを決めるのは上司なので、最終的に、上司に対して、話をしないと何も解決しないということは覚えておいて頂きたいです。
他部署への異動願いを出す
上司に相談しても解決できそうにない、あるいは、今、あなたが所属している組織に、あなたの能力や経験に見合った仕事がないということであれば、他部署への異動願いを出してみて下さい。ただし、また、仕事がつまらないという状態に陥らないように、あなたがやりたい仕事や求めている仕事をきちんと伝えてそれに見合う部署へ異動することが大切です。
また、「仕事の裁量がない」「人間関係が良くない」「正当に評価されないが故につまらない」と感じていた人であれば、同じ社内の人に、その部署の評判や人間関係、上司の仕事の仕方などをヒアリングしておくのをお薦めします。実際に、どのように仕事を進めているのか？をきちんと把握しておかないと、異動先でも後悔して、仕事に打ち込めないということは、あなたの貴重な時間を無駄にすることになります。
転職サイトに登録し、転職活動の準備をする
他部署に異動しても、仕事のつまならさを解決できないと思ったら、転職活動をするのも1つです。もちろん、転職するというのは、なかなか勇気がいることですし、今の職場環境から変わってしまうことに不安を感じる人もいるでしょう。そういう不安を感じる人は、いきなり転職活動をするのではなく、まず、最初の一歩として、転職サイトに登録してみて下さい。
転職サイトに登録すると、「自分の希望する職種」「働き方（休日、残業時間、テレワーク有無など）」を入力することで、求人情報を検索することができますし、メールで条件にあった求人を教えてくれる機能もあります。こうした情報に触れることで、今の仕事がつまらないと現状に不満を抱いているだけの状態から、こういう仕事がしたいと未来に向かって希望を持って行動できる状態に変わることができます。
また、転職サイトには自己分析ツールもありますので、自分の性格やこれまでの経験から、どういう仕事や職場環境だと力を発揮し、生き生きと仕事ができるのか理解することができます。こうした情報に触れることで、あなたの視野を広げ、自分が楽しんで仕事ができる職場の条件を発見することに繋がります。
20~30代の時期にどれだけ、自分が一生懸命になれる仕事に出会えたか、自分になりに工夫し、試行錯誤をして、成長できたか？は、長い仕事人生を左右する大きな分かれ目と言っても過言ではないです。
その時期を“つまならい仕事だ“と思って、適当に、熱意も持てず仕事をすると、その後、取り返すことはできません。なぜなら、若いころは熱意やポテンシャルで採用されても、年齢を重ねるほど、経験や知見、スキルが重視されますし、若いころに仕事に打ち込んだ人との差は広がっていくからです。それだけ、20-30代の経験や仕事との向き合い方はとても重要です。
もし、あなたが今の仕事がつまらないと思っているのなら、適当にごまかして働くことは今すぐやめて下さい。職場の同僚も同じような働き方をしているので”まあいいや”と安心するのもやめて下さい。あなたのライバルは会社の中だけではなく、社外にもいます。つまならいと思って仕事をする時間が長くなればなるほど、同世代の周囲との差は広がるばかりですし、年齢を重ねた時にボディーブローのように効いてきます。
1つの小さな行動の1歩が、あなたの人生を変えてくれます。もし、転職サイトに登録していなくて、社内にしか目が行っていない人がいたとしたら、情報だけでも収集し、あなたの進むべき道や仕事人生の在り方を考えてみて下さい。
