逆境のキャリア術

外資系コンサルタントとして勤務している経験から、転職やキャリアについて発信するブログです

あなたに合った働きやすい会社を見つけるための5つのポイント

”仕事ばかりでなく、家族との時間を大切にしたい”

”育児や介護とも両立して、働くことができる職場を選びたい”

”仕事ばかりでなく、地域の活動やNPO、スクールに通うなど、色々な経験を積みたい”

など、ワークライフバランスを重視する人が増えてきています。

 

また、どんなに給料が高くても、過労やうつになるまで働きたくない、自分の人生を楽しめる職場で働きたいという人も多いと思います。

でも、ワークライフバランスの取れる働きやすい企業を選ぶ際に、どういう点に注意して選べばよいか?分からない方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、「働きやすい会社」を選ぶときのポイントや自治体や民間企業が調査した働きやすい企業のランキングを紹介します。

 

 

働きやすい企業を選ぶ際の5つポイントとは?

まず、ここで言う「働きやすい」とは、自分のライフステージに合わせて自分のペースで働くことができ、必要な時には休暇も取得できて、個々人の多様な働き方を尊重できる企業のことを指しています。

そうした企業を選ぶ際に、注目すべきポイントは、どういったことでしょうか?

 

1.働く時間を自由に選べる

働きやすい会社であるためには「働く時間を自由に選べる」、「職場・自宅・サテライトオフィスなど働く場所を自由に選べる」ことが大事です。

例えば、育児と仕事を両立しようと思うと、「子供を保育園や幼稚園に預けてから出社しても良い」など働く時間が融通がきいた方が良いです。
また、急に子供が熱を出した時には、保育園や幼稚園に預けられないので、「自宅で仕事ができる」方が仕事がしやすくなります。

「働く時間が自由に選べるか?」はフレックスタイムを導入しているか?をチェックしてみて下さい。企業によっては、コアタイムといって、必ず出勤しなければならない時間帯を決めている企業もありますので、自分が出勤できる時間帯か否か確認することをお薦めします。

また、育児や介護と両立したい人であれば、「短時間勤務」を認めているかも確認してみて下さい。短時間勤務とは、1日の労働時間を6時間勤務とすることを認める制度です。夕方に仕事を切り上げて子供を迎えに行く、家族の介護をする必要がある場合、「短時間勤務」が認められていないと、両立することが難しいです。

 

2.働く場所間を自由に選べ、在宅勤務をサポートする仕組みがある

この点については、在宅勤務やサテライトオフィスでの勤務を認めているかを確認してみて下さい。また、制度だけあっても、実際に利用されているかも確認した方が良いです

会社によっては、「ネットワーク環境が整備されておらず会社に出社せざるを得ない」「クライアントへの営業、現地で作業が必要」な仕事のため、在宅勤務できないケースもあります。
コロナの影響で、在宅勤務を導入する企業は増えましたが、医療・介護、接客業、生産・製造業、公務員など、業種や企業規模によっては、まだまだ出社しないといけない企業も多いです。

 

また、在宅ワークでもコミュニケーションしやすいように、「オンライン会議システムがPCにインストールされている」「チャットやslack、社内掲示板などが使える」なども重要です。特に、在宅勤務ですと雑談や気軽に聞くことができないので、チャットや掲示板で気軽に聞ける仕組みがあると働きやすくなります。

 

3.休暇が取得しやすい/職場復帰に向けた支援制度がある

休暇といっても様々な種類の休暇がありますが、「育児休暇」「介護休暇」「有給休暇」などの取得率がどれぐらいあるのかを確認しておくと良いです。

「育児休暇」については、1年ほどの企業が多いですが、3年取れる企業もあるので、どのぐらいの期間取得できるか確認することをお薦めします。
また、育児と仕事を両立したいと考えている人は「育児休暇からの職場復帰率」も確認しておいた方が良いです。復帰率が低い企業なら、仕事と両立することが難しい可能性があります。

加えて、「育児休暇からの職場復帰を支援する制度があるか?」も重要なポイントです。例えば、平成30年度の東京都ライフ・ワークバランス認定企業に選ばれた株式会社テクノカルチャーでは、育児休暇経験者が、育休からの復帰に向けてメンター役として相談にのる制度を設けています。こうした会社からの支援制度があるかどうかもチェックしてみて下さい。

4.残業時間が少ない

NPO活動、副業、職場終わりにスクールで学ぶ、家族と時間を過ごすなど職場以外の活動を充実させたいと考えている人は、残業時間が少ないことも重要です
残業時間が多いと、心身ともに疲れてしまい、仕事以外の活動に時間を割くことが難しいです。特に、最初は両立できたとしても、何年も継続することは難しいですので、仕事以外の時間を充実させたい人は、残業時間の少なさを重視することをお薦めします。

5.働きやすい職場にするために各種制度が活用されることに積極的か?

上記で述べたような制度があっても、実際に使われていなかったり、制度を利用するのに気を遣う職場では、働きやすいとは言えません。制度を活用することを会社が積極的に推し進めようとしているか?活用されるように工夫しているか?は絵に描いた餅にならないために重要なポイントです。


積極的に推進しようとしている企業では、

  • 休暇の取得に目標を課す
  • 上司自らが積極的に休暇を取得する
  • 制度の改善点を社員の誰もが意見できるようにする
  • 多様な働き方を認めることを会社のトップがメッセージとして発信している

など、様々な取り組みを行っていますので、そうした推進策に取り組んでいるかを確認してみて下さい。